英国生まれの自然派化粧品ブランド「ザボディショップ」は9月16日、エシカル消費の体験を重視した店舗を東武百貨店池袋店に開いた。店舗の内装には再生アルミを利用し、詰め替えサービスや使用済み容器の回収などを行い、楽しみながらエシカルな買い物を体験できる。(オルタナS編集長=池田 真隆)

ザボディショップが東武百貨店池袋店にオープンした店舗のコンセプトは、「アクティビストワークショップ」。このコンセプトを持った店舗は2019年英国のボンドストリートのフラッグシップストアから始まり、 日本では2021年4月にオープンした「ザボディショップ タカシマヤ ゲートタワーモール店」に続いて2店舗目。
このコンセプトを持った店舗は「サステナブルなストア素材」「詰め替えサービス」「ブランドストーリーハブ」――の3つの特徴から成る。
引退した東海道新幹線の再生アルミを内装に
一つ目の特徴の「サステナブルなストア素材」だが、店舗の内装には、引退した東海道新幹線の車両アルミをリサイクルした素材を活用した。さらに、FSC認証の木材や間伐材を使用したり、床材には環境負荷の少ない美濃焼のミノアールというタイルを使っている。
二つ目の特徴はプラスチック削減の取り組みとして始めた詰め替えサービス「リフィルステーション」だ。専用のアルミボトル(300gサイズ)とポンプを購入すると、ボディシャンプー4種(モリンガ、 ブリティッシュローズ、 ストロベリー、 アーモンドミルク&ハニー)、 ハンドソープ2種(ティーツリー、 シア)から、 好きなものをリフィルで購入できる。

最後の特徴として、ザボディショップのルーツを知ることができる「ブランドストーリーハブ」を設置している。貧困を減らすために1987年から独自の取り組みで続けている原料や雑貨の「コミュニティフェアトレード」を始め、社会をよくするために取り組んできたキャンペーンについて訴求した展示を行っている。