■グループ社員4万人がSDGsで社会課題を解決
■CSRリレーコラム(20)
企業のCSR担当者によるリレーコラムを始めます。参加するのは、12社のCSR担当者の皆さん。SDGsや脱炭素など、サステナビリティの潮流は高まるばかりです。CSR活動もますます重要になっています。各企業の担当者には、「自社の一押し活動」から日々の悩みなどを書いていただきます。第20弾はMS&ADインシュアランスグループホールディングス 総合企画部サステナビリティ推進室の米村直子さんです。
*CSRリレーコラム参加企業一覧
フジテレビジョン
リコージャパン
日本航空
セブン&アイ・ホールディングス
リクルート
千代田化工建設
帝人
トヨタ自動車
ゴールドマン・サックス
三菱地所
ミツカン
MS&ADインシュアランスグループホールディングス
■目指す社会像は「レジリエントでサステナブルな社会」
MS&ADグループは、2018年度にスタートした中期経営計画「Vision 2021」において、2030年に目指す社会像として「レジリエントでサステナブルな社会」を掲げ、SDGs(持続可能な開発目標)を道しるべに、社会との共通価値の創造(CSV取組)を経営に組み込みました。
■CSVやSDGsは日々の業務に関係あるの?
わたしたちの事業は、社会をとりまくリスクを解決することで、安心と安全を提供し、安定した人々の生活と活発な事業活動を支えること、すなわちサステナビリティに深く関係していますが、当時は多くの社員が、「CSVやSDGsと日々の業務は、関係があるの?」と、戸惑いを感じていました。
そのような中、役員から「グループ横断で、日々の業務においてサステナビリティにつながっている事例とか、新たなCSV取組を募集してコンテストをしよう!」という命題が突然降ってきたのです。
それが、「サステナビリティコンテスト」の始まりです。
■「サステナビリティコンテスト」とは
「サステナビリティコンテスト(サスコン)」では、社員一人ひとりのCSVやSDGsへの理解が深まることを目的として、国内外の社員から日々の業務や事業を通じ社会課題の解決につながる取組みを募集し、その中から優れた内容を表彰しています。
4回目となる2021年度は、昨年を上回る385組の応募がありました。5つの項目(社会的インパクト、コミュニケーション、価値創造、取組姿勢、発展性)に基づいて、社外取締役を含むグループの経営陣約70名が評価して最優秀賞を決定しました。