理解度100%へ 千代田化工、SDGs浸透への道のり

CSRリレーコラム(6)

企業のCSR担当者によるリレーコラムを始めます。参加するのは、12社のCSR担当者の皆さん。SDGsや脱炭素など、サステナビリティの潮流は高まるばかりです。CSR活動もますます重要になっています。各企業の担当者には、「自社の一押し活動」から日々の悩みなどを書いていただきます。第6弾は千代田化工建設 人事総務本部 総務部IR広報CSRセクション 広報・サステナビリティグループリーダーの池尻明紀さんです。

*CSRリレーコラム参加企業一覧
フジテレビジョン
リコージャパン
日本航空
セブン&アイ・ホールディングス
リクルート
千代田化工建設
帝人
トヨタ自動車
ゴールドマンサックス証券
三菱地所
ミツカン
MS&ADインシュアランスグループホールディングス

みなさん、エンジニアリング会社と聞いて、どんな仕事を想像しますか。

大型プラントや産業設備工場の設計、調達、建設はもちろんですが、技術と技術、技術とニーズ、知識と経験をつなぎ、世の中の課題を解決していく仕事です。

わたしたちは創業以来、経営理念である「エネルギーと環境の調和」を掲げ、エンジニアリング技術で持続可能な社会の発展に貢献してきました。

そして、この経営理念をより具体的に表現するため、2006年4月にグループ共通の価値観として5つの「CSRバリュー」を策定し、ワンチームで社会課題、環境課題に取り組んできました。
https://www.chiyodacorp.com/jp/csr/csr/csrpolicy/policy.html

この共通価値観の下、事業の遂行はもとより、社会貢献活動をサポートする当社独自の活動として、社内有志による「CSR推進スタッフ」の登録制度があります。現在、70名ほどが登録しており、学生への講義や復興支援活動など様々なCSRサポート業務に協力してくれています。

また、2018年度よりチーフオフィサー制度が導入され、CSRを統括するCSO(Chief Sustainability Officer)が設置されました。CSRはもはや社会貢献活動ではなく、企業が事業活動を通じて環境・社会・経済への価値創造について長期的な企業戦略を立てていく企業経営そのものと位置づけ、2019年度より社長がCSOに就いています。

SDGsの浸透について

SDGsは、今でこそ常識的な名称となりましたが、社内の共通認識と捉えるまでには様々な工夫と取組が必要でした。

私たちは、まず、経営陣にSDGsと当社の経営理念が合致することを再認識してもらい、賛同の証としてSDGsバッヂの着用を依頼しました。

次に管理職層へのワークショップを開催し組織的な浸透に努めました。さらに並行して、グループ企業全体に向け、社内報などの媒体を活用し、自分の業務がSDGsのどのゴールにつながるか、というテーマでインタビューした記事を顔写真付きで特集掲載することにより、SDGsを他人事ではなく自分事として考える意識の浸透に努めました。

いずれも参加者にはSDGsバッヂを配布して機会ある毎に着用をお願いし、草の根運動的に社内で「SDGsアンバサダー」を増やしていくことで更なるマインド向上と浸透活動を地道に展開してきました。

この結果、グループ会社全従業員を対象としたアンケートでは、SDGs理解度が2017年度には24%でしたが、2019年には90%という大幅向上の結果に至ったのです。

これらの草の根活動を経て、2020年にはSDGs重要課題として、3つのゴールを絞り込みました。次回のコラムでは、当社の重要課題をご紹介します。