千代田化工SGDs浸透への道のり

CSRリレーコラム(16)

企業のCSR担当者によるリレーコラムを始めます。参加するのは、12社のCSR担当者の皆さん。SDGsや脱炭素など、サステナビリティの潮流は高まるばかりです。CSR活動もますます重要になっています。各企業の担当者には、「自社の一押し活動」から日々の悩みなどを書いていただきます。第16弾は千代田化工建設 人事総務本部 総務部IR広報CSRセクション 広報・サステナビリティグループリーダーの池尻明紀さんです。

*CSRリレーコラム参加企業一覧
フジテレビジョン
リコージャパン
日本航空
セブン&アイ・ホールディングス
リクルート
千代田化工建設
帝人
トヨタ自動車
ゴールドマン・サックス
三菱地所
ミツカン
MS&ADインシュアランスグループホールディングス

【千代田グループの重要課題】

今でこそ、「SDGs」を見聞きしない日はないほど社会に浸透していますが、どの企業様でもCSR/サステナビリティのご担当者の方は、SDGsの社内浸透への道のりは険しいものだったのではないでしょうか?

当社も様々な社内ツールを駆使し、従業員を巻き込み、SDGsの理解と浸透に努めてきたことは、前回お話した通りです。さて、2019年度のアンケート結果で得た90%という高い理解度に手応えを感じた私たちは、次のステップとして、当社の経営理念である「エネルギーと環境の調和」に沿って取り組む事業をSDGsの各項目に当てはめ、重要課題の絞り込みに着手しました。SDGsはまさに持続可能な社会を具現化した世界共通の言語です。

当社の事業はエネルギーの安定供給からライフサイエンス、そしてデジタルトランスフォーメーション事業まで幅広く展開していますが、この共通言語を利用して本業そのものがどんな形で社会に貢献しているのか、全従業員が改めて考えることから始めました。

まずSTEP1として、毎年、全部場所が提出するHSE目標・実施計画(健康安全環境)にSDGsの各項目を加えて、1人1人がSDGsの示すゴールにどう関わるかを各部内で検討しました。

それぞれの担当業務は異なりますが、各部場所が担う使命を着実に果たすことが、経営理念延いてはSDGsの達成に結び付くということを改めて認識した上で、ディスカッションを通じて担当業務をSDGsと紐づけしてもらいました。

STEP2では、STEP1で洗い出した課題について、中期経営計画と照らし17ゴールに対する分布を整理し、社会影響度と事業影響度双方の視点で分析して重要度の高い課題を抽出しました。

これらを整理し、STEP3として、グループ企業も参加しているCSR連絡会で討議精査し、CSO(Chief Sustainability Officer)の承認を経て、以下を当社グループの3つの重要課題に確定しました。

【持続可能な社会への貢献】

当社は、1948年の設立以来、自然環境と産業との調和が社会的課題と認識し、その課題解決を目指してきました。このDNAは今の当社にも脈々と受け継がれています。気候変動、エネルギー、資源、ライフサイエンス、人権、貧困など、まさにSDGsがこの地球の様々な場所で起きている社会的課題です。

これらの社会的課題を高度なエンジニアリング能力で解決していくために設立された当社が、様々な社会的課題に対して取組み、解決を推進していくことは宿命であり、使命と考えます。当社グループにとっての重要課題を明確化し、グループ全体で目指すゴールを共有することで、従業員たちは自社の事業への誇りを持ち、社会価値と企業価値の向上に結び付けていきます。