江崎グリコは4 月から、学校給食用の牛乳のストローを廃止した。従来の紙パックにはストローを付けることが一般的だったが、ストローなしで飲める紙パックに切り替えた。ストローを廃止したことで、2023年の二酸化炭素の排出量は2021年比で約25トンの削減につながる。(オルタナS編集長=池田 真隆)

江崎グリコが開発したストローなしで飲める新たな紙パック

江崎グリコは東京、栃木、岐阜、佐賀に持つ4つの工場で生産する紙パックを切り替える。開口部を開きやすくして、ストローがなくても飲めるようにした。ただし、ストローが必要な児童・生徒に対応するためストロー穴は残したままにした。切り替えの対象は、各工場から納入している小学校、中学校、特別支援学校。

同社は2021年3月に「Glicoグループ環境ビジョン2050」を策定し、食品廃棄物を2030年に2015年比で95%減らす目標を掲げた。リサイクルを強化して、同時に食品ロスの削減につとめる。

菓子・食品カテゴリーのほぼすべての商品の賞味期限を日付表示から年月表示へ切り替えたり、生産設備で発生したロスを、リサイクル業者を通じて飼料にして養豚場で活かしていたりする。

同社のCSR委員会環境部会で推進実務責任者の田島潔氏は、今後の対策について、「廃棄ではなくガスよりも燃料、燃料よりも肥料、肥料よりも飼料へと、リサイクルの段階をひとつずつ上げていきたい」と話した。