富士山頂の積雪からマイクロプラ、進むプラスチック汚染

記事のポイント


  1. 富士山頂の積雪から初めてマイクロプラスチックが見つかる
  2. 極小サイズのプラスチックは繊維より破片が多い
  3. 今後は北極や南極のエアロゾルや雪氷も分析する

早稲田大学を中心とする研究グループが、富士山頂の積雪から初めてマイクロプラスチックを検出した。平均で雪1リットル当たり119個。登山者の行かない場所で採取した雪から見つかったため、これらのプラスチックは人為的影響を受けない自由対流圏に吹く風で運ばれてきたものと考えられるという。プラスチック汚染は待ったなしで進行しているようだ。(オルタナ編集委員・栗岡理子)

富士山でプラスチック汚染が進む
環境にやさしい暮らしを考える

栗岡 理子(編集委員)

1980年代からごみ問題に関心をもち、活動しています。子育て一段落後、持続可能な暮らしを研究するため、大学院修士課程に進学。2018年3月博士課程修了(経済学)。専門は環境経済学です。執筆記事一覧

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キーワード: #脱プラスチック

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