記事のポイント
- 日本政府はアジア各国で水素やアンモニアの混焼を推進する
- だが、化石燃料と混焼させることから、CO2削減効果には疑問が残る
- インドネシアやフィリピンのNGOは「化石燃料産業の延命に過ぎない」と批判した
FoEJapanなど環境NGO5団体は2月3日、院内集会「『GX戦略』はアジアの脱炭素化に貢献するのか」を開いた。日本政府は「アジア・ゼロエミッション共同体」構想を掲げ、アジア各国で水素やアンモニアの混焼を推進しようとしている。インドネシアやフィリピンの環境NGOは「『排出対策』という名目で、化石燃料産業の延命をしているに過ぎない」と批判した。(オルタナ副編集長=吉田広子)