「エコ&リサイクル&コミュニティトレード」がハロハロプロダクツの販売している雑貨の商品価値で、キャッチフレーズは「カワイイのその先に」です。

実際、私たちの雑貨を作っている人たちのスラム街では、貧しい人たちが自分より貧しい人たちに対してボランティアで炊き出しを行ったり、自分たちの中で技術を均等にするために上手な人が教えたりするなどの光景が見られて、「コミュニティの力」を感じました。
もっとも、ジュースのパッケージをそのまま裁縫して雑貨を作るのには限界を感じてきたところもあるので、ジュースパックだとわからないように小さく折り畳んだピースを組み合わせて作る編み込み製品も出始めてきており、ミシンを使う必要もないので誰でも作れます。
とくにNGOが支援に入ってない地域では、編み込み製品の作業を分担していて、子どもたちが各家庭で親の手伝いをする感覚で織っています。
それらをお母さんたちが買い取り、学校に行く途中の交通費(片道約6フィリピンペソ。約12円)に充当させているという話を聞きました。
――コミュニティの力を掘り起こせば、勝算はあると

土居 「クリーンでグリーンな地域へ」を掲げた地域のリーダーが中心の地域では、このゴミに焦点を当てた生計支援プロジェクトによって約200名ともそれ以上ともいわれる地域の人々の雇用を生んでいる成功事例があります。
そこではゴミを利用して製品を作り、ここ12年ほどで安定したビジネスになっていますが、それ以外の地域ではゴミを再利用して商品化するビジネスはここ4、5年のところが多いんです。つまり、まだ始まったばかり。
だから、「自分たちの力でやればできるんだ」ということを示していきたいです。
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