試薬の質保つ「-70℃輸送」をドライアイスフリーで

記事のポイント


  1. 医療機器メーカーが試薬を輸送する際、厳格な品質・温度管理が不可欠
  2. シスメックスは「マイナス70℃輸送」をドライアイスフリーで実現した
  3. 環境配慮と低コストを両立した輸送モデルだ

脱炭素社会の実現に向け、シスメックスでは様々な環境対応を進めており、血液検査機器の小型化や環境負荷の少ない原材料の使用などを推進しています。今回は、遺伝子検査などに使われる試薬の超低温輸送について紹介します。(シスメックス コーポレートコミュニケーション本部長=岡田 紀子)

私たちの製品(機器・試薬)は病院の検査室で使用され、検査結果は医師の診断の際に欠かせないものです。

中でも遺伝子検査に使用される試薬は、厳格な品質・温度管理が必要であり、これまではチャーターなどの専用輸送を行っていました。

その際、輸送コストや流通の柔軟性、利便性に課題が多く、環境面からも保冷に必要なドライアイスの使用が課題でした。ドライアイスは油精製の過程でCO2が排出される為、CO2削減に取り組んできました。

有料会員限定コンテンツ

こちらのコンテンツをご覧いただくには

有料会員登録が必要です。

okada212234

岡田 紀子(シスメックスコーポレートコミュニケーショ ン本部長)

岡田 紀子シスメックス株式会社 コーポレートコミュニケーション本部長

執筆記事一覧
キーワード: #脱炭素

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..