チョコの甘くない現実 ガーナの森を壊すカカオ栽培

記事のポイント


  1. カカオ農家の低収入が森林破壊を招いている
  2. 流通しているカカオ豆の4割は追跡できず、産地不明
  3. 消費者はサステナブルなチョコレートを選ぼう

チョコレートの原料となるカカオ豆の栽培が、主産地であるガーナの森林破壊の大きな原因になっている。特に日本で消費されるカカオ豆の最大の輸入国はガーナであるため、ガーナの森林減少は日本と無関係ではない。現地調査を行った森林NGOで、世界のチョコ関連企業を評価した「世界のチョコ成績表2023」にも関わっている熱帯林行動ネットワークから話を聞いた。(オルタナ編集委員・栗岡理子)

地上に落下したカカオポッド(カカオの実)。中に数十個のカカオ豆が入っている(@Fuzz Kitto)
環境にやさしい暮らしを考える

栗岡 理子(編集委員)

1980年代からごみ問題に関心をもち、活動しています。子育て一段落後、持続可能な暮らしを研究するため、大学院修士課程に進学。2018年3月博士課程修了(経済学)。専門は環境経済学です。執筆記事一覧

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キーワード: #生物多様性

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