石垣島ゴルフリゾート計画は「違法」、住民ら監査請求へ

記事のポイント


  1. ユニマットグループが石垣島で大規模なゴルフリゾートを計画
  2. 石垣市による土地の無償提供が違法だとして、住民らが監査請求
  3. 環境NGOは杜撰な環境アセスメントによる生物多様性喪失を危惧

石垣島の住民らは6月29日、島で進むゴルフリゾート計画に違法な手続きがあるとして、監査請求を申し立てた。石垣市が開発事業者に土地を無償提供したことを問題視している。環境NGOのWWFジャパンや日本野鳥の会は杜撰な環境アセスメントにより、特別天然記念物・カンムリワシの生息地や、ラムサール条約に指定された湿地の生物多様性が失われるリスクを指摘する。(オルタナ副編集長・長濱慎)

計画地に生息するカンムリワシ(写真:中本純市)
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

執筆記事一覧
キーワード: #生物多様性

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..