「生きる力ってなに?」

エゴからエコへ(73)

少子化政策があまりにズレている。本当に少子化を止めたいと思っているんだろうか。根本的になぜ若者が子どもを産めないかが、政府はわかっていない。子どもを育てていく自信がないからだ。「二人なら、少しは貯金もできてたまには旅行にも行ける。

でも、もし子どもを産んだら、そしてその子を大学まで行かせようと思ったら、それらの蓄えをすべて養育費に回してもおぼつかない」「いま、子どもを少しでもいい学校に行かせようと思ったら、塾は必須。公立の進学校に通っていてもたいがいの子は塾に行っている。

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田口 ランディ(作家)

作家 東京生まれ。 近刊は地下鉄サリン事件実行犯で昨年に死刑執行された林泰男との14年間の文通・交流をもとに描いた私小説「逆さに吊るされた男」(河出書房新社)

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キーワード: #雑誌オルタナ73号

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