記事のポイント
- 脱炭素を推進するJCLPは8月8日を「暑すぎる夏を終わらせる日」として制定
- 気温上昇に歯止めがかからない中、温暖化の「自分ごと化」を狙った
- この動きに、リコーや大和ハウス工業、ユニ・チャームなどが賛同へ
気候変動関連の政策提言を行う一般社団法人日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)は8月8日を、「暑すぎる夏を終わらせる日」として制定した。気温上昇に歯止めがかからない中、記念日として制定することで、温暖化の「自分ごと化」を狙った。この動きにリコーや大和ハウス工業、ユニ・チャームなどが賛同する。(オルタナ輪番編集長=池田真隆)

JCLPはこのほど、毎年8月8日を「暑すぎる夏を終わらせる日」として、一般社団法人日本記念日協会に登録したと発表した。日本記念日協会とは、記念日の認定・登録を行う団体だ。
JCLPとしては、最も暑い時期に記念日を制定し、日本全体で「自分ごと」として対応を考える契機にすることを狙った。今後はこの記念日に合わせたイベントや政策提言を行うことを検討していく。
この動きに、リコーや大和ハウス工業、ユニ・チャーム、セブン&アイ・ホールディングスなどが賛同を表明した。
JCLPは8月8日、都内で記者会見を開き、山下良則代表理事(リコー取締役会長)が登壇した。山下代表理事は、「猛暑で人が働くことにも支障が出ている。この日(8月8日)を起点に、この記念日をなくすことを目指して活動を広めていきたい」と話した。