記事のポイント
- スーパーホテルは熊本県在住65歳以上を対象に、最大7泊無料で宿泊支援
- 避難生活の長期化や熱中症、持病悪化などの健康二次被害の防止につなげる
- すでに計300泊の予約を受け付け、被害が大きい八代や宇城の住民が大半だ
スーパーホテル(本社・大阪市、山本健策社長)は、令和8年熊本地震の被災者支援として、熊本県内に在住する65歳以上のシニア層を対象に、最大7泊の無料宿泊支援を行う。2026年8月24日から開始し、2027年1月3日までを実施期間としている。すでに計300泊の予約を受け付けており、被害が大きい八代や宇城の住民が大半だという。(オルタナ輪番編集長=北村佳代子)

館内には天然温泉「天霧 湯治の湯」も
(写真提供)スーパーホテル
地震発生から時間が経過し、避難所や車中泊など慣れない生活の長期化による疲労やストレスから、熱中症や持病悪化といった健康の二次被害が懸念される。スーパーホテルは、「ぐっすり眠れる空間」や天然温泉などの設備を提供し、被災者の心身の回復を後押しする。
本プランは、九州エリアで展開する16軒を対象に、最大7泊までの宿泊を無償提供するものだ。連続での利用だけでなく、自宅の片付けや体調に合わせた分散利用にも対応する。また、代表者が65歳以上であれば、同室の家族も対象に含む。
8月5日に受付を開始して以降、8月17日時点で予約は計約300泊に達した。利用店舗は熊本県内が6割以上を占め、予約の大半は被害の大きい八代市や宇城市の住民からだ。オルタナの取材に対し、同社の広報担当者は、「想定を上回る反響だ」と答えた。
自宅損壊や断水で困窮する高齢者の家族から「親を休ませたい」との連絡が相次いでいるという。
同社では、被災者を受け入れる各施設のスタッフに対し、被災者の方々の気持ちに寄り添った、温かみのある声がけや接客を心掛けるよう、伝えているという。
「ご自宅の被害だけでなく、被災者様ご自身の心身にかかるご負担は非常に大きいものとお察しします。そのような大変なご状況だからこそ、束の間でも心から安心してぐっすりお休みいただける空間をご提供することが、私どもの使命だと考えています」(同社広報)
「今回の取り組みを通じて少しでも心身の疲れを癒やしていただき、明日への活力につながる一助となりましたら幸いです」(同)
なお、同社の熊本・八代店は安全確認のため一時営業停止中だ。予約受付は各対象施設への電話またはフロントで対応している。

(写真提供)スーパーホテル



