論説コラム
国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は日本でも大きな反響を呼んでいるが、国連開発計画(UNDP)は、企業活動などがSDGsの目標(17ゴール)達成にインパクト(効果)があるかどうかを評価するスタンダード(基準)「SDGインパクト」を早ければ2021年中にも策定、認証制度をスタートさせる。
環境やサスティナビリティに関しては既に様々な原則や指針、ガイドラインが存在するほか、ESG基準についても統一化の協議が進んでいるが、SDGインパクトが実現すれば、社会的課題と開発を包括する認証基準は世界でも初めてとなる。
2030年の目標達成年に向けて、これが信頼できる世界的な標準になるかどうか、日本企業の対応を含めて注目される。