コロナ禍でのペットブームが招いた「思わぬ悲劇」

新型コロナウイルスによる外出自粛要請で、にわか「ペットブーム」が起きたが、「思わぬ悲劇」も起きている。産経新聞の6月11日付けの記事によれば、ペットショップの売上高が、例年の2倍になるところもあるという。一方で、自粛要請が解除された5月下旬ごろから、都内の動物の保護施設には、毎日のように子犬や子猫が送り込まれてくる。「飼育放棄」の結果だ。世田谷にある保護施設スタッフの言葉を借りれば、まさに異常事態である。(寺町幸枝)

■動物殺処分という現実

ペットの「飼育放棄」については、ペットブームが起きるたびに問題になってきた。日本では、今も年間数万頭の犬や猫が「殺処分」されている。環境省が発表した2018年度の殺処分数は、犬と猫合わせて3万8444体に上る。

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寺町 幸枝(在外ジャーナリスト協会理事)

ファッション誌のライターとしてキャリアをスタートし、米国在住10年の間に、funtrap名義でファッションビジネスを展開。同時にビジネスやサステナブルブランドなどの取材を重ね、現在は東京を拠点に、ビジネスとカルチャー全般の取材執筆活動を行う。出稿先は、Yahoo!ニュース、オルタナ 、47ニュース、SUUMO Journal他。共同通信特約記者。在外ジャーナリスト協会(Global Press)理事。執筆記事一覧

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