世界で代替肉ブーム 環境抑制に期待

■世界のソーシャルビジネス 北米編 米国

世界中で代替肉が話題になっている。大手ファストフードチェーンでの取り扱いや、米代替肉メーカーの上場は特に注目を浴びた。代替肉ハンバーガーは今年に入って約2億2800万個売れ、売り上げは1年前と比較して10%の伸びを示す。代替肉は、健康や動物福祉の向上はもちろん、環境負荷を抑えるものとして期待されている。(クローディアー真理)

エンドウ豆のタンパク質でできたビヨンド・ミートの代替肉を使ったケバブ料理 ©Beyond Meat

ニールセンによれば、米国における代替肉の売り上げは2018年に24%増を記録した。前年の6%増や、同年の畜肉の売り上げの2%増と比較すると、成長度は明白。ブームの牽引役は、インポッシブル・フーズとビヨンド・ミートの2社だ。インポッシブル・フーズはバーガーキングなど、ビヨンド・ミートはKFCなどで販売され、消費者の関心を集めている。

投資家も代替肉を高く評価する。ビヨンド・ミートは5月に米ナスダックに上場。取引初日に公開価格から一時192%高くなり、話題を呼んだ。一方、ユニコーン企業であるインポッシブル・フーズも同時期にシリーズEとして、3億ドル(約320億円)の資金調達に成功した。

温暖化を助長する畜肉

ページ: 1 2

2020年9月8日(火)11:00

ご購読のお申し込み

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑