途上国の漁村で「海洋保護革命」

漁村の収入源多様化を

インド洋周辺の国々、ベリーズ、東ティモールなど世界中に活動を拡大しているブルー・ベンチャーズは、漁村の収入源多様化を計る「アクアカルチャー」のアイデアも授けている。例えば、アジア圏で需要の高いナマコや、化粧品などに使われる海藻の養殖。当初は半信半疑だったマダガスカルの漁民も、3年かけて事業が軌道に乗ってからは、安定した収入が得られるようになり、大喜びだ。

養殖なら子育て中の女性も参加でき、いまや養殖施設労働者の半数を占める。また、地元の小学校も養殖地を入手、その水揚げ収入で授業料をオフセットし、貧しい漁村の子ども達が学校に行けるようになった。持続可能な漁業を目指すことが女性の地位向上や教育普及にまで及ぶ、というハリス博士のモデルは確かな実績を生みだしている。

今までに15万もの漁民がブルー・ベンチャーズと共に持続可能な漁業へと歩み出しているが、この数を2020年までに300万人にする目標に挑戦中だ。現地で海洋資源について学び、ブルー・ベンチャーズの活動にボランティアとして触れることのできるツアーは、マダガスカル、ベリーズ、東ティモールの三拠点で行われている。

*雑誌オルタナ46号(2016年9月29日発売)「世界のソーシャルビジネス」から転載

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2020年9月10日(木)11:00

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