アミノ酸技術で健康な暮らしを――「アミノインデックス技術」でがんリスク評価

味の素アミノインデックス部長吉元良太氏(薬学博士)

血液中のアミノ酸の状態を見てその人が病気かどうか検査する。こうした画期的な技術を、世界一のアミノ酸メーカーである味の素が開発。2011年春からは、早期がんの検査にも対応した健康診断支援サービスを開始した。

アミノ酸を切り口とする健康診断支援サービスを可能にしているのが、血液中のアミノ酸濃度のバランスを解析・指標化した「アミノインデックス技術」。これは味の素が世界で初めて開発したものだ。

人の血液中には、リジンやグルタミン酸、アスパラギン酸など40~50種類のアミノ酸がある。アミノ酸の濃度バランスは健康であれば、ほぼ一定になるようコントロールされているが、健康状態に変化が生じるとこのバランスが崩れるという。この特性を利用して、病気のリスクや体の状態を明らかにしようというのが「アミノインデックス技術」だ。

■ がんリスクを3段階判定

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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