滋賀銀、脱炭素や循環経済など環境3要素が指標のESGファイナンス

記事のポイント


  1. 滋賀銀行は脱炭素など環境3要素が指標のESGファイナンスを立ち上げた
  2. 脱炭素に加えて、循環経済と生物多様性に関する指標を設定した
  3. 環境3要素の目標の達成状況に応じて融資条件が変動する仕組み

滋賀銀行は4月30日、カーボンニュートラル(CN)・ネイチャーポジティブ(NP)・サーキュラーエコノミー(CE)の環境3要素を指標とした新しい融資の取り扱いを始めた。CN・NP・CEのそれぞれで設定した目標の達成状況に応じて融資条件が変動する仕組みで、環境3要素を指標とするフレームワークの策定は国内で初めて。(オルタナ総研フォロー=室井 孝之)

しが トライ・リンク・ローンでは、環境3要素の推進を狙う

滋賀銀行が始めた「しが トライ・リンク・ローン」は、CN・NP・CEの環境3要素で設定した目標の達成状況に応じて融資条件が変動する仕組み。環境3要素を指標とするフレームワークの策定は「国内初」だ。

融資の対象を「しが生物多様性取組認証制度」の認証事業者とし、県内の中堅・中小企業をメインターゲットにした。県・銀行・事業者の3者で、環境3要素の統合的な推進を目指す。

本ローンのファイナンスフレームワークについては、格付投資情報センター(R&I)から第三者評価「ESG金融評価Sustainable SEEDS(サステナブルシーズ)」を取得している。

しが トライ・リンク・ローンの概要
融資金額:50百万円以上
融資期間:3年以上
資金使途:事業資金(運転資金・設備資金)
前提条件:「しが生物多様性取組認証」の取得
レポーティング:年1回、指標の実績値を滋賀銀行・滋賀県に報告

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室井 孝之 (オルタナ総研フェロー)

42年勤務したアミノ酸・食品メーカーでは、CSR・人事・労務・総務・監査・物流・広報・法人運営などに従事。CSRでは、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標や東北復興応援を担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にはプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月から現職。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。オルタナ・オンラインへの提稿にも努めている。執筆記事一覧

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