100%自然エネルギーで2050年までに脱炭素社会へ

地球温暖化対策としてのシナリオの実現を!

2017年2月16日に東京で行なわれたシナリオの発表会には、企業、大学、研究機関、NGOなどから約100人が参加。

冒頭、WWFジャパン気候変動エネルギーグループ長の山岸尚之は、シナリオ発表の意義を「シナリオはツール。脱炭素社会の実現のために、今何をすべきかを割り出し、どういう課題を超えて行かなくてはならないのか、このシナリオをたたき台に、議論を重ねて実際の地球温暖化対策に繋げていくことが重要」と述べました。

本報告書の研究を手がけたシステム技術研究所の槌屋治紀所長からWWFシナリオの解説があった後、WWFジャパン小西雅子が槌屋氏にインタビューする形で、さらに理解を深めて行きました。

参加者からは、「2050年への夢をかきたてられ元気が出た」「期待している」といったコメントのほか、「2050年に風力1億キロワットまで増やせるのか」「山林を切り開いて作る太陽光事業も出てくるなどデメリットがあるが、10倍に増やせるのか」など、立地や導入可能量の前提についての指摘もいただき、発表会は『脱炭素社会の実現に向けた長期シナリオ2017』最初の議論の場となりました。

■関連リンク
http://www.wwf.or.jp/activities/2017/02/1357627.html

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #パリ協定#脱炭素

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