「スポーツを止めるな」、新型コロナに立ち向かう

新型コロナ禍で多くのスポーツイベントが中止に追い込まれたなか、一般社団法人「スポーツを止めるな」(東京・新宿、野澤武史代表理事)が7月20日、立ち上がった。元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗氏らトップアスリートが競技の垣根を越えて集まり、若手アスリート支援に乗り出す。学生のプレー動画をSNSで拡散し、大学進学やプロ入りにつなげた例もあるという。(寺町幸枝)

■引退試合逃した学生を支援

「青春の宝」プロジェクトで、解説を担当した元ラグビー日本代表の五郎丸歩選手

同組織が最初に手がける大型プロジェクトが、「青春の宝」だ。引退試合を逃した学生たちの思い出の試合映像に、プロが解説と実況をつけてプレゼントするというもの。

「30年後に開かれる同窓会でもこの映像を見てくれるに違いない」という想定で、制作を行う。選手だけでなく、保護者や関係者にも、そのスポーツをずっと応援してほしいという思いが、同組織関係者の共通の思いでもあるという。

「スポーツを止めるな」代表理事で、元ラグビー日本代表の野澤武史さん

第一弾として、7月27日には、宮城県石巻工業高校ラグビー部の2019年の行われた試合に、元ラグビー日本代表の五郎丸歩選手と、同組織の代表理事/元ラグビー日本代表の野澤武史さんが試合解説をした映像を、選手及び保護者や関係者に公開が予定されているという。

今後は、ラグビーに続き、バスケットボール、バレーボール、柔道で順次実施していく予定だという。募集詳細については、随時ホームページで行う。

■ブームで終わらせないために

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