星野リゾート代表:地域経済の振興が観光産業の役割

星野リゾートは、地域ごとの魅力や顧客満足度(CS)を高めるホテル経営で成功してきた。星野佳路代表は今回の新型コロナ禍では「観光の大義」を改めて社内に発信し、社員に考えてもらうきっかけ作りをしたという。( 聞き手・森 摂=オルタナ編集長、吉田 広子、池田 真隆)

観光産業のサステナビリティについて話す星野代表

─日本の観光・ホテル業は新型コロナで大きな痛手を負いました。
4月初旬に現場が不安になるくらい、山のようにキャンセルが増えました。社員たちも「このままでは危ない」と思ったようです。そこで、コロナ禍での「18カ月計画」を打ち出し、5月には「星野リゾートの生存確率」を試算し社内に発信しました。これで社員たちは安心し、自分たちのやるべきことを考え行動してくれました。

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森 摂(オルタナ編集長)

森 摂(オルタナ編集長)

株式会社オルタナ代表取締役社長・「オルタナ」編集長 武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。大阪星光学院高校、東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在に至る。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。環境省「グッドライフアワード」実行委員、環境省「地域循環共生圏づくりプラットフォーム有識者会議」委員、一般社団法人CSR経営者フォーラム代表理事、日本自動車会議「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」選考委員ほか。

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