SDGsを自分事にするテレビの挑戦

CSRリレーコラム(1)

企業のCSR担当者によるリレーコラムを始めます。参加するのは、12社のCSR担当者の皆さん。SDGsや脱炭素など、サステナビリティの潮流は高まるばかりです。CSR活動もますます重要になっています。各企業の担当者には、「自社の一押し活動」から日々の悩みなどを書いていただきます。第一弾はフジテレビCSR推進部の木幡美子さんです。

*CSRリレーコラム参加企業一覧
フジテレビジョン
リコージャパン
日本航空
セブン&アイ・ホールディングス
リクルート
千代田化工建設
帝人
トヨタ自動車
ゴールドマンサックス証券
三菱地所
ミツカン
MS&ADインシュアランスグループホールディングス

SDGsが急速に広がりを見せている。

テレビでも17色のアイコンをよく目にするようになり、SDGsやサステナブルというワードも頻繁に耳にするようになった。以前は、SDGsというと、必ず「2030年までに達成すべき世界共通の目標」といったコメントがセットになっていたが、今はそういう説明も省かれることが多い。(フジテレビCSR推進部=木幡 美子)

昨年11月にTBSがSDGsウイークとして、番組連動でキャンペーンを展開したのは記憶に新しい。

全社一丸となって進んでいるという印象を受けた。

フジテレビは2018年7月からSDGsをテーマにしたレギュラー番組「フューチャーランナーズ」を制作しており、地上波(関東ローカル)とBSフジで放送している。ただ、全社的にSDGsに取り組んでいたかと言うと、そこまではできていなかった。「SDGsはCSRの部署が担当」というイメージがあったと思う。

これは、フジテレビに限らず他の企業でも同じような悩みがあるようで、CSR・サステナビリティ担当者が集まると必ずと言っていいほど、社内浸透の難しさに話が及ぶ。

ところが、昨年末くらいから社内のムードが少しずつ変わってきた。SDGsを推進するメディアの枠組み「SDGメディアコンパクト」に署名しているフジテレビ、BSフジ、ニッポン放送で何か一緒にできないかという動きがでてきたのだ。それが3波連合プロジェクト「楽しくアクション!SDGs 滅亡させない地球の作り方」につながった。もはやCSRの部署の枠を飛び出し、一気に全社マターになったことにCSR担当の私が一番驚いている。

オフィシャルアンバサダーはファーストサマーウイカさん

地球の現状を考えると、「楽しくアクション」している場合ではないと言われるかもしれないが、今回は若者をターゲットに、あまり堅苦しくならないように伝えよう、というコンセプトだ。難しい問題をかみ砕いて伝えるのは、テレビの得意分野。結果一人ひとりが自分事として考え、アクションを起こすきっかけになればいい。

では、どちらかというとバラエティのイメージが強いフジテレビが、どのようにSDGsというテーマに挑むのか。

■報道・情報のレギュラー番組でSDGsの企画枠

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