参加者は年々口コミで増え、2年間でのべ1万人以上の社員が参加した。現在はオンラインなどで実施している。社員からはアンケートで多くの反響が寄せられ、「会社を辞めようと思っていたが、(会社の社会的な取り組みを知り)思い留まった」という声も聞かれた。このような草の根の活動でわかったのは、企業の姿勢を丁寧に伝える機会を今まで十分に持てていなかったということだ。

つぎに、日常的にSDGsを意識したアクションが重要になると考え、2018年11月からスタートしたのがSDGsキーパーソン制度だ。

SDGsキーパーソンの役割は、自分の所属する組織にSDGsを浸透させるための活動と、ビジネスとSDGsの繋がりを意識した情報発信にあった。結果として2019年1月には社内のSDGsの認知度は、1万8千人の社員の99.6%まで進み、お客様からもSDGsに関するお問い合わせを多く寄せられるようになった。

現在およそ270名のSDGsキーパーソンがおり、自ら望んでなりたいという社員も増えている
イベント会場では、お客様にRICOHデジタルメッセージボードでSDGsアクション宣言ツリーを書き込んでもらい、件数に応じてNPOに寄付を実施した

全国47都道府県の販売網でデジタルサービスを提供するリコージャパンには、地域密着という強みがある。自分たちのビジネスでSDGsを達成していくには、地域の企業、自治体、団体、教育機関などとのパートナーシップが欠かせない。

冒頭の発言をした学生には、「一緒にSDGsを通して地域に貢献していきたい」ということで、リコージャパンに入社してもらうことができた。

これからSDGsネイティブともいえる若い人材が入社してくる。彼らをがっかりさせることがないように、私たちは自らの言葉でSDGsを語り、SDGsのゴール達成にむけた活動をしていきたい。

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