ボルボ、30年までに動物由来の素材を全廃へ

2030年までに販売するすべての自動車をEV化することを表明しているボルボは、サステナビリティ戦略の一環として、「動物福祉」にも力を入れる。同社は日本で販売している自動車の約8割に本革シートを採用し、またほぼ全ての車のステアリングホイールやシフトノブにも本革を使っているが、今秋発売を開始した新型電気自動車C40を皮切りに、今後販売する全てのEVは本革の使用を止め、サステナブルな代替素材に切り替え、全ての新車の電動化が達成される2030年には動物由来の素材を全廃する。動物福祉の専門家は、「一部の部品だけではなく、メーカーとしてすべて切り替えることを意思表示したことは画期的だ」と評価した。(オルタナS編集長=池田 真隆)

完全レザーフリーを実現した「C40 Recharge」の内装
M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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