2030年までに販売するすべての自動車をEV化することを表明しているボルボは、サステナビリティ戦略の一環として、「動物福祉」にも力を入れる。同社は日本で販売している自動車の約8割に本革シートを採用し、またほぼ全ての車のステアリングホイールやシフトノブにも本革を使っているが、今秋発売を開始した新型電気自動車C40を皮切りに、今後販売する全てのEVは本革の使用を止め、サステナブルな代替素材に切り替え、全ての新車の電動化が達成される2030年には動物由来の素材を全廃する。動物福祉の専門家は、「一部の部品だけではなく、メーカーとしてすべて切り替えることを意思表示したことは画期的だ」と評価した。(オルタナS編集長=池田 真隆)