記事のポイント
- 政府は製品ライフサイクルでのGHG出量の算定式を10年ぶりに見直す
- 近年、欧州や米国ではGHGの情報開示で一次データを利用する動きが拡大
- この流れに対応し、日本も2023年3月をメドに新たな算定方針を示す予定だ
経産省と環境省は製品ライフサイクル全体でのGHG(温室効果ガス)排出量の算定方針の見直しを進める。GHG排出量の情報開示で一次データ(実測値)を求める動きは拡大しており、この流れに対応した算定方針を示す。製品の原料調達から廃棄までを表す「ライフサイクル」全体でのGHG排出量をCO2に換算して開示するカーボンフットプリントは2009年ごろに経産省がまとめた。算定方針の刷新は10年ぶりとなる。(オルタナS編集長=池田 真隆)
