■雑誌オルタナ84号:エゴからエコへ(84)
2月28日、帰宅途中のSNSで、アメリカがイランを空爆したことを知る。 ああ、人類史上もっとも接続された時代に生きているな、私。でも人間の神経系は旧石器時代のままだ。情報源は忘れたが「ニュース接触が1日2時間を超えると不安傾向が上がる」という話を聞いた記憶がある。
目を閉じなければ、耳をふさがなければ、情報は侵入してくる。電車に乗っていても、街を歩いていてもニュースは飛び込んできて思考が被曝する。
ニュースは心温まる話が少ない。 ニュースとは、異常事態のダイジェストだから。人間は異常性のある情報に引きつけられる蛾。実際、自分がそうだ。騒ぎが起きると寄っていって覗きたくなる。異常情報を浴び続けた神経は興奮し攻撃態勢に入る。戦争は特にそうだ。

