不確実な時代、リスク管理の核心は予測ではなく「適応力」に

記事のポイント


  1. 米・イスラエルによるイランへの軍事攻撃でホルムズ海峡が事実上封鎖される事態に
  2. 日本の石油輸入の大動脈も脅かされ、エネルギー価格は再び急騰へ
  3. 不確実な時代だが、組織の「適応力」を高めることが、リスク管理の核心に

米・イスラエルによるイランへの大規模軍事攻撃によって、ホルムズ海峡が事実上封鎖される事態となった。日本の石油輸入の大動脈も脅かされ、エネルギー価格は再び急騰している。未来が読めない不確実な時代だが、組織の「適応力」を高めることが、リスク管理のカギだ。(オルタナ総研所長=町井則雄)

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昨年の10月、IMF(国際通貨基金)のゲオルギエワ専務理事は、年次総会において「Buckle up(バックル・アップ)。不確実性こそがニューノーマルであり、それは今後も続く」と述べた。バックル・アップとは、「シートベルトを締めよ」という意味だ。これは単なる警告ではなく、経営の前提条件そのものの更新宣言と言えるものだった。

この不確実性の象徴的事象は言うまでもなく、今年2月末に起こった米国・イスラエルによるイランへの大規模軍事攻撃だろう。これにより長年、イラクの最高指導者であったハメネイ師が死亡した。

ホルムズ海峡が事実上封鎖される事態となり、中東情勢は急速に全面軍事衝突の段階へと移行、日本の石油輸入の大動脈も脅かされ、エネルギー価格は再び急騰している。

■不確実性に関する感度が麻痺していないか
■「計画通りにいかないこと」を前提とした戦略設計を
■「地政学的構造変化」を見逃すと大きなリスクに

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町井 則雄(オルタナ総研所長)

株式会社シンカ 代表取締役社長/一般財団法人 22世紀に残すもの 理事長/ 株式会社オルタナ オルタナ総研所長/岩手町政策アドバイザー など 1993年日本財団に入会。「日本財団図書館」・「日本財団公益コミュニティサイト『CANPAN(カンパン)』」の企画・開発を行うと共に、企業のCSRの取り組みを可視化するデータベース「CANPAN CSRプラス」の企画・開発に携わる。「世界を変えるデザイン展」、「未来を変えるデザイン展」の企画・総合プロデューサー。日本財団を2016年9月に退職、企業の社会課題解決型ビジネス創出のサポートやCSR支援を行うため株式会社sinKA(シンカ)を立ち上げ、現在に至る。経産省 地域新成長産業創出促進事業審査委員、内閣府「新しい公共推進会議」情報開示・発信基盤に関するワーキング・グループ委員、G4マルチステークホルダー委員会委員、CSR検定委員会 委員等を歴任。著書(共著) 「CSR検定テキスト」 、「企業と震災(木楽舎刊)」 など。

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キーワード: #地政学リスク

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