記事のポイント
- 花王は4月30日、臨時株主総会を開き、オアシスによる株主提案を否決した
- オアシスは花王のサプライチェーン上のリスクを問題視していた
- オアシスは花王の筆頭株主で、同社の株式を12.5%保有する
花王は2026年4月30日、都内で臨時株主総会を開き、香港のアクティビストファンド「オアシス・マネジメント」による株主提案を否決した。オアシスは花王のサプライチェーン上の人権・環境リスクを問題視し、調査担当者の選任を求めていた。オアシスは花王の筆頭株主で、同社の株式を12.5%保有する。(オルタナ輪番編集長=池田真隆)

オアシスは26年3月、花王のサプライチェーン上の人権・環境リスクへの対応を問題視し、「管理不全の可能性がある」と指摘した。独立した第三者による検証の必要性を訴え、花王に臨時株主総会の開催を請求した。
オアシスは会社法第316条第2項に基づき、調査者の選任を求めたが、30日に開いた臨時株主総会でこの提案は否決された。得票率は5月1日夕方ごろに判明する見込みだ。
花王の長谷部佳宏社長のコメントは下記の通り。
「本日の臨時株主総会において、株主の皆さまに当社の主張をご理解いただき、株主提案は否決されました。当社は、サプライチェーンの透明性と持続可能性の向上について、これまでお示しした具体的コミットメントを一つ一つ着実に実行してまいります」
「今後はさらに、サプライチェーン全体の実態を考慮し、現場の苦労・苦心と向き合い、現地の繁栄と、企業の成長の両立を叶える活動を進めてまいります」
「『正道を歩む』という基本理念は、先人から譲り受けた花王の魂です。これからも、中期経営計画「K27」の完遂と、ESGを含む長期的な企業価値向上に全力で取り組んでまいります」


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