記事のポイント
- COP15、2030年までの新たな国際目標「ポスト2020枠組み」を採択した
- 世界の陸域・海域の30%の保護を目指す「30by30」なども盛り込まれた
- 生物多様性保全へ一歩前進も、浮かび上がった各国の温度差など課題も
カナダ・モントリオールで開かれていた国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)は、19日に2030年までの新たな国際目標「ポスト2020枠組み」を採択した。世界の陸域・海域の30%の保護を目指す「30by30」なども盛り込まれ、生物多様性保全の動きが一歩前進するが、これまでの交渉で浮かび上がった各国の温度差などの課題をどう乗り越えるかが試される。(オルタナ編集委員=関口威人)