電力切り替えは「CSR調達」と「企業価値向上」

ギンザのサヱグサ・三枝社長(右)とラッシュジャパンの中多氏
ギンザのサヱグサ・三枝社長(右)とラッシュジャパンの中多氏

電気の供給責任は送配電事業者が担っており、新電力と停電の因果関係はないと説明した。電気料金についても、多少高くなっても、自然エネルギーを選ぶ人が圧倒的に多いという。同社が世田谷区で実施したアンケートでは、「多少高くても自然エネルギーを選ぶと答え人が140人中、120人に及んだ。回答者の多くは、年配の女性や子どもたちだった。

今後、電力切り替えを進めていくためには、「費用対効果についての事例を積み重ねていくことが大切」とした。電気の仕入れ先を選ぶことは、「創造的である」と強調。

その理由は、「その地域でつくった電気を仕入れれば、電気を通して地域とのつながりが生まれる。『地域産の電気でできた商品』としてPRもできる。経営者には電気を切り替えることは、責任だけではなく、創造的行為としてとらえてほしい」と訴えた。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #CSR#自然エネルギー

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