水素でスマホを何度も充電、新製品が上陸

ハイドロフィルは、水から水素を取り出し、「ハイドロスティック」と呼ぶ小さな水素ボンベにチャージするテーブルサイズの装置。自然エネルギーの余剰電力で水を電気分解して水素の形でためて利用する、いわゆる「R水素」の試みをコンパクトに実用化した。

ホライゾン社は本社をシンガポール、工場を上海に置く燃料電池メーカー。これらの製品を日本に先行してオーストラリアや米国で発表して話題を呼んだ。

ハイドロスティックは、単3形の乾電池を大きくしたような重さと形で、片手で握れるサイズ。内部の水素吸蔵合金に可逆反応で水素を吸着することで、何度でも水素を出し入れできる。単に気体を容器に入れるのではなく化学反応によって収容するため、漏れ出す心配はない。

ミニパックは、水素をためたハイドロスティックをセットすると発電する。ポータブル電源として、USB接続で、スマートフォンや各種端末に電力を供給できる。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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