さいたま市 コミュニティサイクルが始動

利用者が共有するパナソニック製の自転車

大宮駅西口の市営駐輪場で5月3日、「さいたま市コミュニティサイクル」のオープニングセレモニーが行われた。新品の3段ギア付き自転車が並ぶ「ポート」のテープカットをした清水勇人市長は「市外の方にも観光の足として活用してほしい」と呼び掛けた。5月31日まで無料キャンペーンでサービスの普及を図る。

埼玉県は、自転車保有率が1.3人に1台と日本一の「自転車王国」。県庁所在地のさいたま市は、道路整備や安全指導などハードとソフトの両面から自転車利用を促し、「自動車に過度に依存しない交通体系の実現」を目指している。

コミュニティサイクルに関しては2010年の実証実験を経て、今回の本格始動に踏み切った。設備類を市が設置して、ジェイアール東日本企画、中央復建コンサルタンツ、IHIエスキューブの民間3社が運営にあたる。

ポートは、コミュニティサイクルの貸し出しと返却の拠点で、現在は大宮駅西口、与野本町駅、三橋総合公園、大宮盆栽美術館の4カ所にある。今月中に12カ所に、夏までに市内20カ所に拡大する予定。その時点で1日400~500人の利用を見込んでいる。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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