9月に発表された、国際的に最も信頼のある温暖化の知見である「IPCC第5次評価報告書第一作業部会報告書」では、「地球温暖化が人類の活動によるものであることはほぼ確実(95%以上)」だと結論付けられた。
こうしたなか、大幅に目標を引き下げたことに対して、認定NPO法人気候ネットワークも「排出削減の歴史に逆行する目標だ」と批判する。
「『05年度比3.8%減(90年比4%増)』といったレベルの中期目標を政府が発表することは『日本は地球温暖化対策を放棄した』というメッセージを国内外に示すことにほかならない。日本を含む各国が合意している『2度未満』の目標に向けて排出削減努力の引き上げを議論する国際交渉の足を引っ張り、国際社会からの非難を免れない」としている。
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