24年度のGHG排出・吸収量、初めて10億トンを下回る

記事のポイント


  1. 環境省は24年度のGHG排出・吸収量は過去最少だったと公表した
  2. 24年度のGHG排出・吸収量は約9億9400万トンと初めて10億トンを下回った
  3. 代替フロンなど4ガス(HFCs、PFCs、SF6、NF3)の減少も寄与した

環境省は4月14日、2024年度の温室効果ガス(GHG)排出・吸収量は過去最少だったと公表した。24年度のGHG排出・吸収量は約9億9400万トン(CO2換算)(23年度は約10億1300万トン)で、環境省が統計を取り始めた1990年以降、過去最少だった。(オルタナ輪番編集長=池田真隆)

24年度のGHG排出・吸収量は13年度比28.7%減だった 出典:環境省

GHG排出・吸収量とは、GHG排出量から吸収量を差し引いた数値だ。24年度は約9億9400万トン(co2換算)となり、初めて10億トンを下回った。

環境省は23年度から排出量が減った主な要因として、製造業の生産量の低下があったと分析した。電源の脱炭素化(再生可能エネルギーと原子力)の進展なども要因だ。加えて、代替フロンなど4ガス(HFCs、PFCs、SF6、NF3)の減少もある。

4ガスの排出量については09年から増えていたが、21年に減少に転じた。24年は前年よりさらに減り、排出量は約3220万トンだった。HFCsのさらなる排出抑制に向けて、施行から5年が経過した改正フロン排出抑制法について、見直しの検討を進めている。

森林などの吸収源対策による吸収量は、2024年度は約5230万トン(2023年度は約5390万トン)だった。このうち、新たな吸収源として算定に入れたブルーカーボンは前年度とほぼ同量の約32万トンだった。

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナ輪番編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナ輪番編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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キーワード: #脱炭素

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