エレコム、モバイルバッテリーで初のエコマーク認定

記事のポイント


  1. 日本環境協会がエレコムのモバイルバッテリーをエコマーク認定した
  2. モバイルバッテリーのカテゴリーとしては世界初の認定事例だ
  3. 環境配慮設計に加え、回収・再資源化を促す循環設計を評価した

公益財団法人日本環境協会(東京・千代田)は、エレコムのモバイルバッテリーをエコマーク認定したと発表した。同カテゴリーとしては世界初の認定事例となる。再生プラスチックの採用や高い安全機能の搭載に加え、製品本体の二次元コードから近隣の回収拠点を案内する仕組みなどを評価した。(オルタナ編集部・川原莉奈)

エレコムのモバイルバッテリーがエコマーク認定された

モバイルバッテリーを巡っては、発煙や発火事故、不適切な廃棄による環境負荷が課題となっている。

こうしたなか、「エコマーク」の認定・運営を行う公益財団法人日本環境協会はこのほど、エレコムのモバイルバッテリーをエコマーク認定したと発表した。モバイルバッテリーの商品カテゴリー(認定基準)は、ISO14024に則った環境ラベルとしては世界初であり、同社製品が第一号認定となる。

認定を受けたのは「ELECOM DE-C76-10000シリーズ」や「ELECOM DE-C46L-10000シリーズ」など。
モバイルバッテリーの筐体(きょうたい)には、認定基準の推奨項目である再生プラスチックを採用した。安全面では、過充電防止や短絡保護、温度検知など5つの保護機能を備えた。
さらに、適切な廃棄を促すため、製品本体の二次元コードから近隣の回収拠点を案内する仕組みも順次導入する。

今回のエコマーク認定基準が策定された背景には、国内外の制度変化がある。

国内では2026年4月、モバイルバッテリーが資源有効利用促進法の「指定再資源化製品」に指定され、回収と再資源化が義務化された。一方、EUでも2023年にバッテリー製品全体を対象としたバッテリー規則((EU)2023/1542)が発効し、カーボンフットプリントの開示、リサイクル材料の使用など、ライフサイクル全体での持続可能性の確保が求められている。

日本環境協会は、環境性能と安全性を両立する製品の普及を通じ、適切な回収と資源循環を促す構えだ。

kawahara

川原莉奈 (オルタナ編集部)

早稲田大学理工学部卒業後、大手自動車関連メーカーで7年間勤務。その後、「全く異なる世界を見てみたい」との思いからフリーランスに転身。ファッション・ライフスタイル系のWebメディアでデスク、エディター、ライターを務める。2023年からは、並行してNPO法人にてWebデザインや広報を担当し、社会課題への関心を深める。ライターとしてのモットーは「複雑なテーマを整理し、シンプルに伝えること」。

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