記事のポイント
1.BYDの軽EV「ラッコ」が発売1週間で760台を受注した
2.初動販売は好調で、年間1万台の販売目標を掲げる
3.軽規格で世界初の「ソフトウエア定義車両(SDV)」 を打ち出す
中国のBYDが7月28日に発売した軽電気自動車(EV)「ラッコ」の受注台数が、約1週間で760台に上ったことが6日分かった。ラッコはBYDが日本の軽自動車市場向けに開発した同社初の軽規格EVとなる。BYDの広報担当者は「販売は非常に好調だ」と述べ、年間の販売目標1万台の達成を狙う。(オルタナ副編集長=京正裕之)

同担当者は、ラッコの販売見通しについて「年間1万台の目標は今後の店舗拡大も見据えた期待値を含んでいるが、現時点の店舗数を踏まえると販売は非常に好調だ」と述べた。お盆の時期はすでに試乗予約が埋まっている店舗もあるという。BYDの国内の正規ディーラーは現在57店舗ある。
全国軽自動車協会連合会が6日発表した7月の軽乗用EVの販売台数は、日産自動車の「サクラ」が1,083台でトップとなり、2位はホンダ「N-ONE e:」の574台だった。単純な比較はできないが、ラッコの発売1週間の初動販売760台は「出足好調」といえる。
ラッコは、航続距離210キロと320キロで計3グレードを用意した。販売価格は214万5000円からとなる。国のクリーンエネルギー車(CEV)補助金は15万円のため、最安モデルは200万円を下回る。バッテリーには、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用している。
軽の規格としては世界で初めて「ソフトウエア定義車両(SDV)」として売り出し、車載ソフトウエアをアップデートすることで最新モデルと同じ機能が使える利点を打ち出している。
■7月のEV販売2.9倍、市場シェアは3.4%
■7月のHV比率は51.6%、市場全体半分占める

