記事のポイント
- 米国の2026年4~6月のEV販売割合は5.8%で横ばい
- テスラがEV市場の5割を占めて首位となる一方、トヨタやSUBARUも大幅増
- 中国ブランド不在の市場で、欧州・アジアとは異なる市場構造が鮮明に
2026年第2四半期(4~6月)の米国の電気自動車(EV)市場は、総新車販売に占めるEV比率が5.8%となり前四半期から横ばいだった。テスラが依然として市場の約半分を占める一方、トヨタやSUBARUなど既存メーカーが販売を伸ばした。2025年9月に連邦政府のEV向け税額控除が終了し、市場環境が変化する中、中国ブランドが実質不在の米国市場で日系ブランドも存在感を高め始めている。(オルタナ副編集長=京正裕之)

米調査会社コックス・オートモーティブによると、2026年第2四半期のEV販売台数(推計)は24万7226台で前年同期比20.5%減となった。一方、総新車販売に占めるEV比率は前四半期と同じ5.8%だった。
米国では2025年9月末で、対象となる新車EVに最大7500ドル(約120万円)を支給していた連邦税額控除が終了した。あわせて、多くの車種が実質的に補助対象となっていたリース車向けの優遇措置も廃止された。バイデン前政権で導入されたEV向け税制支援は、トランプ政権下で終了し、競争環境は新たな局面へ移行している。
制度終了前には駆け込み需要が発生し、2025年第3四半期のEV比率は過去最高の10.6%を記録した。しかし、第4四半期には5.8%へ急低下した。その後も2026年第1、第2四半期はいずれも5.8%で推移し、市場は急減後の安定局面に入りつつある。
販売台数は前年同期比で3四半期連続のマイナスとなったが、減少率は2025年第4四半期の36%減、第1四半期の27.3%減からは縮小し、下落ペースは和らいでいる。
一方、コックス・オートモーティブによると、ハイブリッド車(HV)は好調を維持している。ガソリン価格の高止まりを背景に、コックス・オートモーティブは、2026年のHV販売が前年比約9%増になると予測する。
■テスラが5割維持、トヨタ・SUBARUが急伸
■欧州・中国とは異なる電動化の姿

