NZ五輪代表チーム、マオリ文化の下で一丸に

東京五輪に出場しているニュージーランド代表選手は総勢211人、そのうちマオリ系は約30人いる。今までで最多の選手数でありながら団結力は強く、8月6日時点でラグビーをはじめ19個のメダルを獲得した。その背景には先住民であるマオリの文化があるといわれる。開会式では旗手が伝統的なマオリのマントを着用したり、各競技の前後でハカを披露したりするなど、さまざまな場面でマオリ文化を見ることができた。なぜマオリの文化を尊重することが、チームの結束力を高めるのか。(NZ・ニュープリマス=クローディアー真理)

NZOCのロゴ。1880年代から非公式ながら、ニュージーランドのシンボルとして考えられているシルバーファーン(シダの1種)は、スポーツや軍、ビジネスなどさまざまに取り入れられている© russellstreet (CC BY-SA 2.0)
mari

クローディアー 真理・ニュージーランド

1998年よりニュージーランド在住。東京での編集者としての経験を生かし、地元日本語月刊誌の編集職を経て、仲間と各種メディアを扱う会社を創設。日本語季刊誌を発行するかたわら、ニュージーランド航空や政府観光局の媒体などに寄稿する。2003年よりフリーランス。得意分野は環境、先住民、移民、動物保護、ビジネス、文化、教育など。近年は他の英語圏の国々の情報も取材・発信する。執筆記事一覧

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