孫正義・ソフトバンク社長が呼びかけ、全国35の道府県が参加する自然エネルギー協議会の設立総会が13日に秋田市内で開かれた。総会では自然エネルギー促進法案の早期成立など6つの政策提言を盛り込む「秋田宣言」が採択された。
ソフトバンクは、孫社長が提唱する電田(でんでん)計画の具体化に向け、年内にも北海道帯広市で大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の実証設備の建設に着手する。同地域は日照時間の長さが優れているとされる。電田計画では全国10か所以上の休耕地などにメガソーラーを設置する計画だ。
同協議会の会長に石岡正弘・岡山県知事、事務局長には孫社長が就任。石岡会長は「自然エネルギーの普及に向けて政策提言を一致団結して進めたい」と話した。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年7月14日