「言語知」から「身体知」の時代へ

オルタナティブの風(27)

これからの時代、AIの驚異的な進歩によって、人材に求められる条件と教育機関に求められる条件が、二つの点で、大きく変わっていくだろう。

第一は、AI革命によって「言語知の修得力」よりも「身体知の体得力」が重要になる。書物や文献やウェブから「専門知識」を学ぶ能力よりも、仕事の経験や体験から、スキルやセンス、テクニックやノウハウを身につける能力こそが重要になっていく。

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田坂 広志

田坂 広志

21世紀アカデメイア学長、多摩大学大学院名誉教授、田坂塾塾長。81年、東京大学大学院修了。工学博士。87年、米国パテル記念研究所研究員。90年、日本総合研究所の設立に参画。取締役を務める。00年、多摩大学大学院教授に就任。同年シンクタンク・ソフィアバンクを設立。08年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Agenda Councilメンバーに就任。11年東日本大震災に伴い内閣官房参与を務める。13年、全国から8300名の経営者やリーダーが集まり「7つの知性」を学ぶ場、「田坂塾」を開塾。著書は100冊余。

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