記事のポイント
- ヒトの心臓組織から9種類のマイクロプラスチックが見つかった
- ほかにも内臓や、血液や母乳、精液からもマイクロプラを検出した
- マイクロプラがヒトの健康に及ぼす影響の研究も徐々に進んできた
米学術誌によると、ヒトの心臓からマイクロプラスチックが検出された。すでに胎盤や肺、肝臓、腎臓などの内臓や、血液や母乳、精液からも見つかり、プラが人体におよぼす影響も徐々に明らかになってきている。マイクロプラスチック問題は海洋汚染や生態系への影響を問題視することが多いが、人体への影響が明らかになったことで、今後、行政やメーカー各社の姿勢も問われそうだ。(オルタナ編集委員・栗岡理子)