リコー環境事業開発センター 開所

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リコー環境事業開発センター 開所

株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司)は、環境を基軸とした事業の拡大・創出を目指し、静岡県御殿場市に「リコー環境事業開発センター」を開所します。 昨今、持続可能な社会の実現に向けた企業への期待がますます高まるなか、リコーは2020年とその先に目指す姿を、「お客様の期待を超えた、安心・快適・便利を提供し、ライフスタイルの変革を支援する環境にやさしい会社」と定めました。

リコーは90年代後半から環境保全と利益の創出を同時に実現する「環境経営」に取り組んでまいりました。2020年に目指す姿を実現するにあたっては、「環境経営」の活動を継続するとともに、新たにエネルギー分野など、お客様の経営活動に直接関与するビジネスを展開することで持続可能な社会へ貢献し、2020年度にリコーグループの環境事業として1000億円規模の売上を目指します。

リコー環境事業開発センターでは、「環境技術の実証研究」や「リユース・リサイクル技術の実践・最適化」を通じて、これまでの事業領域にとらわれない新規事業の創出を目指します。なお、本センターはリコー創業 80 周年となる2016年度の本格業務開始を目標に、2015 年夏から順次業務を開始します。

「環境技術の実証研究」については、当初はケミカルヒートポンプを応用した蓄熱輸送技術、廃プラスチック油化技術、無人搬送車(AGV)技術などの実証研究を行い、加えて太陽光発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーへの取組みも予定しています。

また、本センターにおけるエネルギー創出・変換・利用システムを構築し、自給自足の循環型モデルを実践、将来的には獲得した環境技術およびシステムを活用して、環境関連分野における新規事業の創出につなげます。

「リユース・リサイクル技術の実践・最適化」については、現在全国12箇所に分散しているOA機器のリユース・リサイクル機能を順次4箇所に統合し最適化を図ります。本センターは、その中心的な拠点となり技術開発を主導していきます。そして、これまで培ってきたリユース・リサイクル技術をさらに発展させ、対象とする製品・領域を拡充してリコーグループの収益力を強化します。

新規事業領域においては、産官学連携のオープンイノベーションコンセプトの下、積極的な人材交流などに注力していきます。そのため、リコーが取り組む「環境経営」の積極的な発信や環境教育、環境実践見学ツアーなど、地域社会に貢献する活動も展開していきます。

リコーは、私たちの持つ技術力とお客様接点力の強みを活かした事業活動を通じて、「環境にやさしい会社」を目指します。

<リコー環境事業開発センター概要>
1. 所在地 静岡県御殿場市駒門 1-10
2. 敷地面積 101203m2
3. 建物面積 71074m2
4. 業務内容 環境を基軸とした技術の実証研究・実践を通じた事業開発
5. 従業員数 約 1000 名
6. 業務開始予定 2016 度(2015 夏より順次業務開始)

お問い合わせ:株式会社リコー www.ricoh.com/ja/

| リコーグループについて |
リコーグループは、オフィス向け画像機器、プロダクションプリントソリューションズ、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2014年3月期リコーグループ連結売上は2兆1956億円・国際会計基準)。

人と情報のかかわりの中で新しい価値を生む製品、ソリューション、サービスを中心に、デジタルカメラや産業用の製品など、幅広い分野で事業を展開しています。高い技術力に加え、際立った顧客サービスや持続可能社会の実現への積極的な取り組みが、お客様から高い評価をいただいています。

想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。

より詳しい情報は、下記をご覧ください。
www.ricoh.com/ja/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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