「ごみゼロの日」の5月30日、企業や消費者、行政とともにサーキュラーエコノミー(循環型経済)に向けたビジネスのあり方を考えるイベント「530 conference 2019」が東京・渋谷で開かれた。主催したのは、環境・社会活動などに取り組む個人による有志のコミュニティ「530week実行委員会」。当日はスターバックスやメルカリ、サントリー、ワタミをはじめ計20社・ブランドが参加し、循環型ビジネスの実践に向けて参加者との活発な議論が行われた。(オルタナ編集部=堀理雄)
「530week」は、2014年4月から行われる渋谷区内「キャットストリート」の清掃が活動の始まりだ。2018年からは活動拠点である渋谷を中心に、「ゼロウェイスト」や「フードロス」などをテーマにイベントや勉強会を開催してきた。
530weekの中村元気代表は今回のイベントについて、「そもそもごみを出さない文化や社会への変化を進めていくために、企業を巻き込み対話を加速していく場を渋谷からつくっていきたい」と狙いを話す。
イベントはトークセッションとワークショップに分かれ、トークセッションではリコーインダストリーや大川印刷、エアークロゼット、TABETE/コークッキング、アイカサなど計14社が登壇。製品の再生や回収、長寿命化やシェアリングといったテーマで取り組みを紹介した。
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