利益を超えなければ「パーパス」(存在意義)ではない

日本企業の間でもこの1-2年、「パーパス」という言葉が普及してきました。受験英語では「目的」と訳しますが、「存在意義」の方がしっくり来ます。ただ、企業や組織がこの言葉を使う上で、最も大切なことが置き去りにされているように感じるのです。(オルタナ編集長・森 摂)

「パーパスが企業ブランド刷新の切り札となる理由」
「PURPOSE(パーパス)が、企業の競争力を高める」
「経営の北極星としての“Purpose” パーパス・マネジメント」
「ビジョン、ミッションからパーパスへ」

最近、日本でもこのような記事が増えてきました。「パーパス」はかつての「ブランディング」ブームのように広がっているようです。もちろん企業の「社会的目的」は大事であり、それは社員や顧客の間に増える「ミレニアル世代」への大きな訴求にもなります。

そんな中、IIRC(国際統合報告委員会)が2018年、「purpose beyond profit」というレポートを出しました。割と平易に書かれている英語です。内容を少し紹介しましょう。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #パーパス

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