ソーシャルプロダクツ・アワード2014 10月1日からエントリー受付

■ソーシャルプロダクツ・アワードの特徴

(1)「社会性」として、環境だけでなく人(社会的弱者)や社会(地域、伝統)への配慮も評価

環境負荷低減は今日の商品・サービス、企業の事業活動には欠くことのできない重要な要素です。ただ、原材料の調達から製造、流通、消費、廃棄にいたる商品・サービスのライフサイクルにおける影響は、環境以外のさまざまな人や社会にも及んでいます。

例えば、製造に関わる労働者の人権や原材料の調達地の経済への影響など。近年では、そうした影響に対する配慮を商品・サービスの社会的価値として評価する生活者が増えてきています。そこでSPAでは、環境配慮以外の社会性も幅広く評価します。

(2)「社会性」のみならず、品質や機能、デザインといった「商品性」も評価

商品やサービスの社会的側面(環境や人、社会への配慮)がいかに優れていようとも、生活者がその商品・サービスの品質、機能、デザインといった「商品性」に満足できなければ、それを選択し、利用し続けてもらうことはできません。多くの生活者にソーシャルプロダクツを利用してもらう上での重要な要素として、SPAでは「商品性」も評価します。

(3) 「社会性」「商品性」に加えて、商品・サービスに付随する「ストーリー・仕組み」も評価

当該商品・サービスの開発に至った背景や思い、その普及を通して実現したい社会の姿などは、商品そのものと違って、これまで十分に光が当てられる事はありませんでした。ただそれらは、生活者にしっかりと届いた時には、価値として評価されるものです。そこでSPAでは、商品・サービスの持つストーリーや、目指す社会を実現するための独自の仕組みなども評価します。

(4) 有識者のみならず一般生活者も審査に参加

これまでアワードといえば、有識者の間だけで評価されることが多くありましたが、商品・サービスの評価では、一般の生活者の視点も非常に重要です。SPAでは有識者だけでなく、生活者の視点も評価に取り入れ、真に生活者に支持されるソーシャルプロダクツに光を当てます。

【開催概要】
主催: 一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会
内容: ソーシャルプロダクツの普及・推進を目的に設けられた日本初・唯一の表彰制度
応募期間: 2013年10月1日(火)~2013年11月30日(土)

応募対象:
食品やアパレル・雑貨、家電製品から、住宅、旅行、金融商品に至るまで、なんらかの社会性を持つあらゆる商品およびサービス。
1.生活者が商品やサービスの購入を通してより良い社会づくりへの参加(社会貢献)が可能なもの。
2.一般生活者向け(BtoC)商品・サービスであること。
3.売上の一部を環境や復興支援を含む社会的活動に寄付する商品・サービスも対象。

審査方法:
一次審査と二次審査の二段階で構成され、一次では環境や人・社会に対する配慮として「社会性」(書類審査)を、二次では一次審査を通過したものに対して、社会性を考慮しながらデザイン、機能や品質などの「商品性」(実物審査)を有識者や専門家が審査。さらに、公募によって選ばれた一般の生活者も二次審査に参加し、生活者の視点から社会性や商品性を審査します。

二次審査を通過した商品・サービスに対してソーシャルプロダクツ賞を授与します。なお、大賞および特別賞は別途開かれる審査会で決定されます。

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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