オルタナは9月16日、サステナ経営塾22期上期第5回を開いた。第3講には、Nick’s Chain代表でオルタナ総研フェローの木村則昭氏が登壇し、「サステナ経営検定3級試験の過去問演習と解説」を行った。

サステナ経営検定は、株式会社オルタナとサステナ経営協会が共同運営する、日本で唯一のCSRに関する検定試験である。3級はCSRやサステナビリティの基本知識とリテラシーの定着を目指す社会人や学生などを対象としている。これまでに3級は計22回実施され、受験者の累計は1万7991人、合格者数は1万2683人に上り、平均合格率は70.5%となっている。
・3級の合格者数トップは日立ソリューションズ・クリエイトの1394人。2位はオリエントコーポレーションの768人、3位はリコージャパンの604人となっている。木村氏は「合格率からも分かる通り、落とすための試験ではない。頑張って学習すれば合格できる試験だ」と語った。
・次回の試験日は11月8日で、自宅からのオンライン形式で実施される。出題数は選択式(4択)の全40問、正答率80%(32問)以上で合格となる。試験時間は70分で、全問解答と「適切・不適切」の読み間違え防止が鉄則であるとした。
・解答のコツについて木村氏は「問題文を読む前に選択肢を先に確認し、絞り込みの目星をつけること」をアドバイス。講義は受講生を指名する演習形式で進められ、正解を連発する受講生に木村氏が「皆さん非常に優秀ですね」と感嘆する一幕もあった。専門用語の理解については「ISO26000の原則やグリーンウォッシュの分類(グリーンハッシング=静かに隠す、グリーンシフティング=責任をシフトする、など)は、言葉の英単語の意味や連想で覚えることが間違えないポイントだ」と説明した。
・講義後のグループワークでは学習法や当日の心構えが共有された。アニマルウェルフェアの設問から「日常で平飼い(フリーゲージ)の卵を選ぶ意識が芽生えた」といった実践的な気づきや、合格経験者から「Wi-Fi環境の整備と事前テスト環境のチェックが不可欠」といった具体的な助言が寄せられた。
・なお、講義中には事務局より、受講生および読者向けに「サステナ経営検定2級・3級の無料模擬試験」を新たに作成したことが告知された。オルタナのウェブサイトから誰でも無料でダウンロードできるため、直前の受験対策として活用が呼びかけられている。



