NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」で話題の信楽(しがらき)に行ってみた。朝ドラのような視聴率の高い番組をSDGsメガネで見ると、興味深い。陶芸の町、信楽は注目点が満載だった。(CSR/SDGsコンサルタント/ 社会情報大学院大学客員教授=笹谷秀光)

■電車活用のSDGs
京都からJR琵琶湖線、JR草津線を乗り継ぎ、貴生川駅乗換えで信楽高原鐡道に乗る。信楽高原鐡道は地元密着型の鉄道会社であり、今回のNHK朝ドラ「スカーレット」について、車両全面に主演の女性陶芸家を演じる戸田恵梨香さんの写真をあしらったラッピングカーを走らせている。

最近電車のラッピングが盛んだ。電車は目立つので広告的な訴求効果が高い。

SDGsのラッピング列車も話題だ。阪急阪神ホールディングスは2019年5月に、SDGs啓発メッセージを発信するラッピング列車を公開した。2020年5月末まで阪急神戸線や阪神本線などを走る。両電鉄共通デザインのラッピング列車は初めてだという。

これは、阪急阪神ホールディングスの社会貢献活動「未来のゆめ・まちプロジェクト」が10周年を迎えるのを機に企画された。ラッピング列車は先頭と最後尾の車両に、SDGsをイメージする人物や生き物をデザインしている。車両内ではSDGsの17目標を解説するポスターを掲示している。

最近ではJR東日本がSDGsラッピングトレインを2019年10月18日~2020年1月末(予定)に運行している。車体および車内の吊手にSDGsの17のゴールのアイコンを表示、SDGs各ゴールの解説や、SDGs達成に向けた当社グループの取組みを、ポスター、トレインチャンネルなどで紹介している。

一定の速度になると前面行先表示器(最後尾車両)にSDGsの文字を表示するという凝りようだ。外務省・国連広報センターの後援を得ている。筆者も先日乗り合わせたがかなり訴求力が強い企画であると感じた。

■シンボル活用

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