進歩するサステナブル素材、最大の壁は

また、素材そのものがサステナブルな調達方法で生産されているものもある。例えば、レンチング社のテンセルという素材は間伐材などの木を細かくし、それを生地化にしたもの。元々木材という天然素材のため、生分解もあり、元の自然に戻る仕組みになっている。

そして、スパイバー社が開発したブリュードプロテインという素材は新しく素材を開発し、石油に頼らず、微生物による発酵で作られた人工の構造タンパク質のことである。こちらも再資源化しやすい材料ということでも注目を集めている。

スパイバー社が開発した「ブリュードプロテイン」
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竹村 伊央 (一般社団法人unisteps共同代表)

1982年名古屋市生まれ。一般社団法人unisteps co-founder / ファッションスタイリスト。高校卒業後渡英し、エシカルファッションムーブメントを作り上げたブランドの1つ、 JUNKY STYLINGに勤務。同時にスタイリストとしてもエシカルを中心としたスタイリングも手がける。 2010年帰国後、2012年にエシカルファッションのPR活動をする団体:ETHICAL FASHION JAPAN(EFJ)を設立。 エシカルの啓発を含めたイベントや講演活動をしながら、2016年よりファッションレボリューションジャパンカントリーコディネーターを務める。【連載】多様で健康的なファッションの未来を考える

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